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玉川温泉での湯治とは
 

◆玉川温泉

 玉川温泉
 
 玉川温泉は、秋田県仙北市田沢湖玉川字渋黒沢にあり、標高740m、四方が緑の山々に囲まれた風光明媚で閑静な所であり、溶岩層の断崖には岩燕が乱舞するといった、さわやかな環境にある。

 一方、この中央の地獄谷の方には、まさに凄まじい勢いで熱湯を湧出する「大噴の湯」があり、ここが玉川温泉の源泉となっている。

 1日に5,000人が訪れると言われる人気の温泉であると同時に世界でも有数の「静養・療養」を目的とした温泉である。

 
 
◆源泉
源泉イメージ
 
 玉川温泉の源泉は大噴の湯といって、pH1.2と極めて酸性度が高く摂氏98度にもなる熱水が噴出しています。この地獄の様に過酷な環境においては、虫一匹はおろか細菌さえ生存することが出来ません。

 源泉である大噴の湯の付近一帯には、ラドンガスが漂っています。これは、源泉から噴出している温泉水、それと同時に湧いてくる玉川温泉の湯の花とに含まれるラジウムがラドンに変わったもので、活発に噴出する湯気中にも溶け込んでいます。

 後から後から生まれ出る玉川温泉のラドンガスは、生成されてから消滅するまでに充分な時間的ゆとりがあるためガスとして漂っていられるのです。これが玉川温泉のラドンガスの特徴で、つまりは人の呼吸器や皮膚から取り込まれてからも癒しの作用が持続するということです。

 常連の湯治客は源泉まで来ると、出来るだけ湯気の発生している場所を見つけ深呼吸をするのが日課なのです。これはラドンガスを意識したものですが、常連さんから色々アドバイスを聞いた上で実行するのが良いでしょう。

 
 
◆北投石(写真は株式会社J・プランニング所蔵の北投石)
北投石 玉川温泉の湯治をこれほどまでに有名にした主役こそが『北投石』といえます。台湾の北投温泉で最初に発見されたことからこの名前で呼ばれることになりました。大正11年には価値と希少性から天然記念物の指定を受けています。

 『北投石』の成り立ちは、玉川温泉の湯の花に端を発するとされます。この地の地中深くに存在する自然放射線源である湯の花等を取り込んだ熱水が、地表に噴き上げられたものが、数種の自然放射線を放射する『北投石』の元です。これと高い酸性度の源泉とが火山岩に浸透し、堆積して石と呼べるほどに成長しますが、『北投石』としてあるものが現在のその姿です。

 玉川温泉の湯の花は、微量放射線の特性が『北投石』に似ています。『北投石』と玉川温泉湯の花、これら2つが玉川温泉の地中や一帯にラジウムを放っており、評判の極めて高い湯治に一役買っているのではないかと言われています。

 これまでも、玉川温泉の研究により、12人もの方が博士号を取得しています。
 
 

◆入浴(浴場)

入浴(浴場)イメージ

 玉川温泉大浴場ではpH1.2と極めて酸性度が高く摂氏98度にもなる熱水を、人肌に適温とした後『源泉100%の湯』として使っています。

 とても人がまともに入れるとは思えませんが、ピリピリという刺激はあるものの(実はこれも体が喜ぶ作用と考えられています)、入浴出来てしまうから不思議です。他に刺激に弱い方のために50%に薄めた浴槽も用意されてあります。

 微量放射線、温熱、マイナスイオン環境、泉質による刺激と、玉川温泉の癒しに必要不可欠な全ての要素を含んでおり、体に不安をかかえる湯治客にとって、ここでの入浴は基本であり最も重要な儀式ともいえるものです。湯治客の誰もが可能な限りここを利用します。

 
 

◆岩盤浴

岩盤浴イメージ

 そもそも岩盤浴発祥の地とされる場所こそが玉川温泉とされ、現地においては、本格的岩盤浴のための簡易小屋がいくつか建っていて、その中で時には風雨、雪をしのぎながら岩盤浴に勤しむ人々の姿を見ることができます。

 岩盤浴は、玉川温泉においては文字通り堅い岩の上に寝そべる訳で、そのまま寝ることは結構苦痛です。そのため売店ではゴザの販売をしており、これを敷いて行う人が殆んどです。では温泉水に浸かる入浴と、岩盤浴とでは、作用から見てどんな違いがあるのでしょうか。

 入浴については先に述べたとおりですが、岩盤浴の場合、玉川温泉における癒しの作用として最も有効とされるラジウムの作用を積極的に利用出来るのです。玉川温泉の岩盤のすぐ下にはラジウムを発する源の石『北投石』が眠っています。優れた癒しの石『北投石』の真上に横臥するわけですから、そのダイレクトな癒しには素晴らしいものがあります。

 さらには直接岩盤から受ける地熱を利用するので、遠赤外線による温熱の作用は入浴時よりも強く働きます。入浴を禁じられている人でも比較的体力を消耗せずに行えるといった長所も挙げて良いでしょう。

 
 
 

●『玉川の湯®』が目指した、玉川温泉の湯の花秘話

玉川温泉 そもそも、玉川ダム上流に位置する玉川温泉の流れ込む玉川は、昔から「玉川毒水」と呼ばれ、農業用水をはじめとし流域の開発を著しく妨げてきました。1681年に玉川温泉の大噴(おおぶけ)が発見され、その後硫黄の採掘場となっていましたが、温泉は鉱山夫とマタギが使う程度で、むしろ大量に湧出する湯の花を含んだ強酸性泉が下流の農地に多大な影響を与え、1841年以来、玉川温泉から流れ出る毒水のさまざまな除毒工事が試みられてきたのです。ごく近年になって、150年に渡るこの戦いに終止符が打たれました。

 その一方で、玉川温泉は“鹿湯”の名で古くから知られる優れた湯治の温泉でもあり、近年とみに科学者の注目を集めています。とりわけ本格的な脚光を浴びるようになったのは、米国ミズーリ大学教授(生化学)として著名なトーマス・D.ラッキー博士の発表した“微量放射線ホルミシス効果”で玉川温泉の湯治をうまく説明できると言われはじめたことに端を発します。“微量放射線ホルミシス効果”とは“ほんの少しの放射線は、体の不安解消に貢献できるなどの体が喜ぶ作用を持っている”という理論で、これによると玉川温泉の素晴らしい湯治の仕組みをとてもうまく説明できるのです。ここ数年、活発な実証実験が進められており微量放射線ホルミシス理論の確実な実証が待たれるところです。

湯の花 さて、この理論が説明するところの玉川温泉の微量放射線は、どこから放射されているのでしょう。一つは有名な『北投石』です。しかし、これだけではないことはだいぶ前からわかっていました。それは、玉川温泉の湯の花です。玉川毒水とともに厄介者扱いをうけていた、あの湯の花なのです。微量放射線を出すということで有効利用も当然考えられましたが、観光土産を除けばごく狭い用途に使用されていたに過ぎませんでした。何故ならば、硫黄などの酸性成分や不純物によって、扱いにくいものになっていたからです。
厄介者である上、もて余されてはいるけれども『北投石』のように微量放射線を放っているという優れた美点を持っていました。北投石と放射特性が似ているところも、厄介者としておくには、大変勿体無いことであったのです。

玉川湯の花シートユニット 湯の花が微量放射線を発するエッセンスであることに着目し、究極のものを作ろうと志してから4年もの歳月をかけて、胸をはれる癒しのユニット「玉川ラドンシートユニット」の完成にこぎつけることができました。これを採用したのが、ラドン入浴器「玉川の湯®癒」です。おかげさまで現在では、知名人をはじめ大勢のご愛用者様より好評を頂けるまでになりました。勿論、発売当初からの「家庭で玉川温泉のラドン環境に迫る」というコンセプトを徹底追求しています

 玉川温泉を知るほどに教えられたのは、厄介者の湯の花にも、北投石と同様の癒しを発揮できる素質があったこと。その成果をを盛り込んだ『玉川ラドンシートユニット』を利用すれば、広くご家庭において、容易く、素晴らしい癒しを享受することができます。他にも『玉川の湯®』シリーズの全てに、採用されております。

 

 
         
   
撮影:2005/10下旬

玉川温泉とは、一体どんなところなんだろう…まだ、ご存じない方は必見です。

遊歩道の下には、有名な「北投石」が眠っています。源泉が盛んに音をたてて水蒸気を吹き上げている様がお解かりになるでしょうか。このなかには、微量のラドンが含まれ、長年の研究成果から玉川温泉の癒しと密接な関係にあることが判明しています

 
撮影:2006/10下旬

一口に玉川温泉のラジウムといっても、計る場所によって、様々な値が得られます。直下に北投石が眠っているといわれる場所、あるいは、源泉近くのラドンガスが盛んに発生している場所、湯の花が積もっている場所などでいい値が出ており、ラジウム・ラドンのスポットになっているようです。今年もまた、雨の玉川温泉取材となってしまいました。

   

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